努力をすればどこまでも成長できる!は幻想だ!!行動遺伝学の観点で人生観の変遷を辿る

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あなたは、努力をすればどこまでも成長できると信じていますか?それとも、自分の能力や性格、運命は遺伝子で決まっていると思っていますか?このブログでは、行動遺伝学の最新の知見をもとに、努力と成長の幻想から解放される方法を紹介します。自分らしく生きるために必要なことを解説します。

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「努力による成長」という幻想

努力をしても報われない人たちの心理と現実

例えば、勉強や仕事に励んでも成績や評価が上がらない人、自分の夢や目標に向かって頑張っても挫折や失敗を繰り返す人などがいます。  

このような人たちは、自分の努力が無駄だと感じたり、自分には才能や適性がないと思い込んだり、自分を責めたりします。

しかし、実際には、努力が報われないのは、努力の方法や方向性が間違っている場合や、努力に見合った環境や機会がない場合が多いです。

また、努力の結果は個人差が大きく、一様に測ることはできません。

自分と他人を比べることは不公平であり、不幸になる原因です。

努力をすればどこまでも成長できるという考え方はどこから来たのか?

努力をすればどこまでも成長できるという考え方は、西洋の啓蒙思想やキリスト教の影響を受けた近代的な価値観です。

この考え方は、人間は理性的で自由意志を持ち、自己実現や社会的成功を目指すべきだという前提に基づいています。  

この考え方にはどんな問題があるのか?

しかし、この考え方には問題があります。

一つは、努力だけでは成長できない要因が多く存在することです。例えば、遺伝や生まれ育った環境、健康状態、運などです。  

もう一つは、成長や成功の基準が曖昧で主観的であることです。例えば、学歴や収入や地位などです。これらの基準は社会的に作られたものであり、個人の幸福感と必ずしも一致しません。

行動遺伝学の発展と人生観にもたらす影響

行動遺伝学とは何か?どんな研究が行われているのか ?

行動遺伝学とは、私たちの遺伝子が行動にどのように影響するかを研究する科学です。

行動遺伝学では、双生児や養子縁組などの遺伝的に敏感なデザインを使って、個人差に対する遺伝的影響と環境的影響の割合を推定します。

また、分子遺伝学的手法を使って、特定の行動に関与する特定の遺伝子を特定します。

行動遺伝学は、知能や性格、精神疾患など、さまざまな心理的特性について研究しています。

行動遺伝学の知見が人の能力や性格、運命にどんな影響を与えるのか?

行動遺伝学の知見は、人の能力や性格、運命について、以下のような点で影響を与えます。

すべての心理的特性は重要な遺伝的影響を示す

しかし、それは親からそのまま受け継ぐという意味ではありません。子どもは親から受け取った遺伝子の新しい組み合わせであり、自分独自の能力や個性を持っています

遺伝的影響は発達を通じて変化する

例えば、知能の遺伝率は年齢とともに増加することが示されています。また、遺伝的影響は環境によっても変化することがあります。

遺伝的影響は多くの遺伝子の小さな影響によって引き起こされる

一つ一つの遺伝子は行動に大きな影響を与えるものではありません。むしろ、多くの遺伝子が複雑に相互作用して行動に影響を与えます。

ほとんどの環境への影響は、同じ家族で育った子どもたちによって共有されていない

同じ家族で育つと兄弟が心理的に類似していると思われがちですが、実際には兄弟間の類似性は主に遺伝的要因によるものです。

幻想から解放されるための方法 

「努力による成長」という幻想に囚われないためにはどうすればいいのか

初めに断っておきますが、努力が無意味だと言いたいわけではありません。

行動遺伝学の知見を活用し、自分の能力や性格、運命を遺伝子だけで決まるものと思わないことが大切です。 遺伝子はあくまで可能性を示すものであり、環境や経験、努力などによって変化することがあります。

一方で、成長することだけが目的になってはいけません。

自分の能力や性格、運命を一つの基準で測らないことがより大切になります。

学歴や収入や地位などは社会的に作られた基準であり、個人の幸福感と必ずしも一致しません。

自分にとって本当に大切なことや価値観を見つけることが重要です。

自分の強みや興味、価値観を見つける方法や、幸せに生きるためのコツ

自分の強みや興味、価値観を見つける方法は、自分が何に夢中になっているか、何を楽しんでいるか、何に感動するかに気づくことです。

夢中になっている時は、自分の能力や個性が発揮されています。 

楽しんでいる時は、自分の興味や好みが表れています。 

感動する時は、自分の価値観や感性が反映されています。 

幸せに生きるためのコツは、自分の強みや興味、価値観を活かして、自分らしく生きることです。

自分らしく生きるということは?

自分らしく生きるということは、他人と比べたり競ったりするのではなく、自分のペースで目標を設定し、努力し、成果を享受することです。 

自分らしく生きるということは、社会的な期待や圧力に流されず、自分の意志や判断で行動することです。 

自分らしく生きるということは、自分だけでなく他人も尊重し、協力し、感謝することです。

終わりに

本記事では、行動遺伝学の研究をもとに、努力だけでは成長できない理由を紹介しました。人間の能力や性格は遺伝子によって決まっており、努力はその範囲内でしか効果がありません。自分の遺伝子を知ることで、自分に合った生き方や目標設定ができるようになります。努力の幻想に囚われず、自分らしく生きましょう。

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kewton

kewton

大学院卒業後、某大手SIerで10年以上SEとして従事。
社会人3年目までに基本情報・応用情報技術者、データベーススペシャリスト、簿記3級・2級を取得。
基幹系システム・IoTシステム開発のプロジェクト経験多数。AI活用システムの企画・プロト開発経験あり。
強みは、プロマネだけでなく自身で開発も実施してきたこと。
【扱える言語】
C#、java、python、javascript、Excel VBA
【扱えるDB】
oracle、sql server、postgreSQL、mongoDB

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